ハネウェル、新事業部の設立で顧客のIIoT 展開を後押し

Submitted by Bob Mick on

ハネウェル・プロセス・ソリューションズ(Honeywell Process Solutions: HPS)はこのほど、新事業部を設立して、製造会社が産業用モノのインターネット(IIoT)を利用して、データをよりよく管理・分析し、操業をより安全に、確実に、効率的にするための技術を素早く導入展開する活動を後押しすると発表した。アンドリュー・ハード(Andrew Hird)氏が、ハネウェルのこの新デジタル・トランスフォーメーション(Digital Transformation)事業部の副社長兼ゼネラル・マネジャーに任命された。

オペレータが増え続ける大量の運用データに優先順位をつけ、管理するのを支援するハネウェルの有力な技術としては、警報・操業管理のダイナモ(DynAMo)、産業環境向けにサイバー・リスクを能動的に監視・管理する インダストリアル・サイバーセキュリティ・リスク・マネジャ(Industrial Cyber Security Risk Manager)、同社制御システムのパフォーマンスを維持し、支援し、最適化するための複数年協同サービス契約であるアシュアランス360(Assurance 360)、さらにプラント管理者がスマートフォンを使ってリアルタイムの操業状態を手軽に監視できるモビリティ・アプりである最新のハネウェル・パルス(Honeywell Pulse)がある。

HPS のIIoT ソリューションは、ハネウェルが特許権を有するソフトウエア基盤を利用しており、これによって顧客はセキュアなポータルに大量の産業データを取り込むための確実で単純な手法を用いて、一拠点の運用ニーズにも複数拠点を結ぶエンタープライズ規模の運用ニーズにも対応することができる。ハネウェルのソリューションは、製造プラントの想定外の稼働停止をなくし、産出力を最大化し、安全性リスクを最小限にし、サプライチェーン戦略を最適化する。

同社は、石油精製や石油化学産業向けには、石油や天然ガスを輸送燃料や石油化学製品に加工するために世界中で用いられている広範囲の技術を発明しライセンス供与しているハネウェルUOP(Honeywell UOP) の専門知見を活用する計画である。(Larry O'Brien)

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