GE、産業用IoT に一極集中展開

Submitted by Bob Mick on

​集中的なメディア攻勢や、先ごろ開催されたマインズ・アンド・マシンズ(Minds & Machines)イベントや、最高経営責任者のジェフ・イメルト(Jeff Immelt)氏が主導し、明言するように同社がリーダーシップをとることの使命を考え合わせると、今日のゼネラル・エレクトリック(General Electric)の焦点はただ一点に絞られている。これはすなわち、産業用インターネット(Industrial Internet)を、製造企業が生産効率を向上させ、業務の遂行を改善し、先進的な分析機能を通じて個別の業務を最適化するのを支援するための導管として用いることである。

同社の最優先の課題は、産業組織が直面している2大難問を解決するのに役立つということのようである。すなわち、総体的な設備性能を向上させることと、予期せぬ稼働停止を回避あるいは最小化することである。GE は、製造の生産能力を最大化するために先進的なリアルタイム分析機能を適用した自社工場内における成功体験を、この有効性の拠り所としている。このことは、設計からサービスに至るまでデータを収集、集計、統合するための産業用モノのインターネット(IIoT)の活用と、リアルタイムの意思決定と行動を支援する分析機能の活用に関わっている。

GE とシスコ(Cisco)は、GE のブリリアント・マニュファクチャリング・スイート(Brilliant Manufacturing Suite)製品を、セキュアなシスコIT 環境内に展開するための一連の優良事例の開発で提携した。両社は、製造業ネットワーク用にIoT 参照アーキテクチャ(IoT reference architecture)を開発した。これは、GEのデジタル産業ソリューションとシスコのネットワーク基盤を結びつけて、工場現場のマシン・データを把捉する「デジタル・スレッド(digital thread)」を生成するための青写真を提供する。(Craig Resnick)

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