Submitted by Bob Mick
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プラットフォーム・インダストリ4.0(Plattform Industrie 4.0)とインダストリアル・インターネット・コンソーシアム(Industrial Internet Consortium)の代表者がこのほど、スイスのチューリッヒ(Zurich)で会合し、それぞれの参照アーキテクチャ・モデル(RAMI4.0)とインダストリアル・インターネット参照アーキテクチャ(IIRA)の2種のアーキテクチャ策定に関する調整の可能性を巡って協議した。この会合は、2つのモデルの相補的性質に対する共通認識、モデル要素間の直接的関係を示す初期の草案マッピング、未来の相互運用性を保証するための明確な作業工程表を確認することによって、成功と見なされた。これらに加え、IIC のテストベッドとインダストリ4.0(I4.0)の試験施設基盤(Test Facility Infrastructures)の領域における協働や、産業用インターネットにおける標準化やアーキテクチャ、事業成果についての協働に関する話題も含まれた。
このチューリッヒ会合はそもそも、両組織の運営委員会の会員であるボッシュ(Bosch)とSAP によって提案された。この会合では、非公式なグループが設立され、同グループは今後も、I4.0とIIC 間の調整の可能性を巡って検討を継続する。このオープンで非公式のデイスカバリ・グループには、ボッシュ、シスコ(Cisco)、IIC、ピーアンドエフ(Pepperl + Fuchs)、SAP、シーメンス(Siemens)、シュタインバイス協会(Steinbeis Institute)、シングズワイズ(ThingsWise)が含まれている。(Chantal Polsonetti)