エマソン、配管表面センシングによる温度測定ソリューションを導入

Submitted by Bob Mick on

エマソン・プロセス・マネジメント(Emerson Process Management)はこのほど、ローズマウント(Rosemount)X-well Technology を発表した。これは、表面センシングの温度計測ソリューションの一種であり、配管アプリケーションにおいてプロセス温度測定時にサーモウェル(保護管)をプロセスに挿漬する必要を省く。このソリューションは、プロセス流体の漏洩点の危険性をなくし、仕様、設置、保守を簡素化しながら、正確で再現性のあるプロセス内部の温度測定を実現する。

同ソリューションは、ローズマウント 648 無線温度伝送器とローズマウント0085 パイプ・クランプ・センサ・アセンブリの構成内で利用可能である。これらのコンポーネントは、伝送器の熱伝導率アルゴリズムを用いてプロセス温度を計算するために一体となって機能する。同ソリューションは、配管の表面温度と周囲温度を測定し、さらに、この情報を設置状態およびプロセス配管の熱伝導率特性に関する理解と結び付けることにより機能する。

同ソリューションの主な利点は、プロセスへのいかなる侵漬あるいは挿入無しに正確にプロセス温度を測定できることであり、長期間の保守の簡素化と共に早くて簡単な設置を可能にすることである。ユーザは、サーモウェルに関して設計や、大きさ、維持方法を考慮せずに済む。すなわちサーモウェルの強度計算(Wake Frequency Calculations)に加え、材質の親和性、正しい挿漬長、必要な特性を決めるのに費やされる時間も不用になる。(Larry O'Brien)

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