エマソンが渦流量計にHART 7 を追加-試運転、スタートアップ、設定の効率を向上

Submitted by Bob Mick on

現場機器の効率的な試運転の機能は、大規模プロジェクトでのスタートアップ費用や工程リスクを軽減する。エマソン・プロセス・マネジメント(Emerson Process Management)はこのほど、ローズマウント(Rosemount)8800 Vortex 渦流量計の製品ラインにハート通信(HART Protocol)仕様Revision 7 を追加した。これにより、現場での識別、試運転、設定が容易になる。

現場と制御室の双方で機器を適切に識別することは、正しい機器が設定されているかいないか、もしくは試運転されたかされていないかの当て推量を排除する。HART 7 プロトコルのLocate Device 機能は、機器のLCD 表示部に見やすいコードを表示するので、素早く現場識別できる。機器につながると同時、あるいは制御室から見ている間に、Long Tag 機能により詳細な機器名称の表示もしくは流量計への設定が可能となる。Long Tag 機能は、現在の8文字から32文字まで文字制限を増加することで、ユーザ企業が個別の特殊な機器を追跡調査するために必要となる正確な記述情報を作成することを可能にしている。

HART 7 はまた、機器調整に優れた柔軟性を実現する。最新のプロセス情報に更新するために、HART 7 は、バースト・モードの機能を強化することで、渦流量計が最大8変数まで同時にデータ転送でき、プロセス・イベントに基づきメッセージを起動させることを可能にしている。(Larry O'Brien)

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