独ロイツェのバーコードスキャナがIIoT ゲートウェイを内蔵

Submitted by Bob Mick on

配送センタ、倉庫や包装ラインでは、バーコードリーダが、物理的に可能な限り搬送プロセスに近接して設置されている。多くの場合、UPS やFedEx の施設などでは、バー・コード・スキャナは、高速搬送アプリケーション上を通過する1分当たり数百の小包のバーコードを読み取っている。産業用IoT の構成においては、バー・コード・スキャナはエッジ上として見なされる。バー・コード・スキャナのようなエッジセンサは、一般に処理能力に制約があると考えられており、オートメーションコントローラと統合して用いられるのが普通である。これに対して、独ロイツェ(Leuze)はこのほど、単なるセンサの概念とは基本的に相容れないバー・コード・スキャナBCL 300i を発表した。

このシンプルなバー・コード・スキャナは、1本のイーサネットケーブルに複数の通信チャネルを加えることにより、イーサネット/プロフィネット(Ethercat/Profinet)、Web ベースのインターフェース、クラウド接続の3つのプロトコルを装備している。Ethercat/Profinet とWeb ベースのプロトコルは、これまでで導入されたバー・コード・スキャナの従来機でも提供されていたが、クラウド接続は今回新たに追加された機能である。

ロイツェは、このセンサ上にOPC-UA のアドバンスト・メッセージ・キューイング・プロトコル(AMQP)を実装した。これによりセンサからのデータは、マイクロソフト(Microsoft)のアジュール・クラウド(Azure Cloud)に直接上げることが可能となった。(Sal Spada)

https://industrial-iot.com/2016/11/edge-sensor-defies-use-of-gateway-in-an-iiot-framework/