産業用汎用電気機器の2015年度第3四半期出荷実績は前同比5.2%減-JEMA 統計

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日本電機工業会(JEMA)がこのほど明らかにした産業用汎用電気機器の2015年第3四半期(10-12月)の出荷実績によると、同期の出荷額の合計は2,008億円、前年同期比で5.2%減となり、2四半期連続で前年同期を下回った。主要機器で見ると、国内は設備投資が伸び悩みつつも堅調を維持している。他方、輸出はアジア向けが減少し、全体を押し下げた。

第3四半期の主要機種の実績では、回転・駆動機器で汎用インバータが178億円で前年同期比1.8%増となったが、アンプを含むサーボモータが360億円で同15.3%減、三相誘導電動機(75kW以下)が148億円で同13.4%減だった。配電・制御機器では、コンデンサが15億円で同36.2%増としたほかは振るわず、プログラマブル・コントローラは321億円で同2.6%減、標準変圧器(2000kVA以下)は248億円で同6.5%減、低圧遮断器は239億円で同2.5%減となった。その他機器では、可搬型発電機が85億円で同2.4%増、また電動機応用機器が292億円で同2.9%増と伸びた。

主要機器の国内出荷実績では、汎用インバータが110億円で同5.1%増、プログラマブル・コントローラが212億円で同1.7%増としたが、アンプを含むサーボモータは252億円で同6.4%減、低圧遮断器は201億円で同2.5%減だった。

主要機器の輸出実績では、アンプを含むサーボモータが109億円で同30.5%減と前年同期実績を大きく割込んだのをはじめ、プログラマブル・コントローラも109億円で同10%減、汎用インバータも68億円で同3.3%減と後退した。