アズビル、制御装置の予防保全に貢献するグラフィカル調節計を発売

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アズビルは2016年3月24日、ファクトリーオートメーションの製造装置で使用されるデジタル調節計として、最大4ループのPID 制御機能を実装し、新たに製造装置の予防保全に貢献する診断パラメータであるヘルスインデックスの算出機能を備えたグラフィカル調節計C7G を4月1日に発売すると発表した。価格は13万5,000円からで、初年度に3,000台、3年後に12,000台の販売を計画する。

モデルC7G が実装するヘルスインデックスは、計測しているプロセスデータや調節計内部のデータを基に、アズビル独自のデータ加工技術で算出したパラメータであり、装置の制御特性を代表値化したもの。これを使って、半導体、電気電子部品、化学製品、食品、薬品などの生産設備や製造装置の故障予知、検知につなげることが可能になる。

また、イーサネット通信、高速データロギング、データ加工機能を装備しており、IoT 対応、スマート工場化に必要な製造装置プロセスデータを確実に記録し、効率よく提供できる。