安川電機、中国に車載用電気駆動システム事業で合弁を設立

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安川電機は2016年4月18日、中国の奇瑞汽車股份(本社:安徽省蕪湖市)の子会社である奇瑞新能源汽車技術(本社:安徽省蕪湖市)および蕪湖市建設投資と、車載用電気駆動システム関連事業で提携することに合意し、4月15日に安徽省蕪湖市で契約を締結したと発表した。

同契約により、三者は安徽省蕪湖市で車載用電気駆動システム製品を開発・設計・製造・販売する合弁会社として奇瑞安川電駆動系統有限公司(Chery Yaskawa E-Drive System Co., Ltd.)を6月を目処に設立する。登録資本総額は1億人民元。同社の開発する電気駆動システムは、奇瑞新能源向けに限らず、広く中国市場のニーズに対応する計画である。

電気自動車(EV)関連事業における海外からの企業誘致を推進していた安徽省蕪湖市政府、EV車の拡販を狙い自社のEV車に搭載する電気駆動システムの最適な調達先を検討していた奇瑞新能源と、中国で同分野での本格的事業参入を模索していた安川電機の思惑が一致し、今回の契約に至った。