アスペンテック、設備保全まで拡張した第3のスイートを発表

Submitted by Shin Kai on

 

アスペンテック(Aspen Technology, Inc.: AspenTech)はこのほど、新製品スイート、アスペンワン設備資産パフォーマンス管理(aspenONE Asset Performance Management: aspenONE APM)を発表した。この新スイートは、プロセス変動や、設備可用性の低さや、計画外のプロセス稼働停止を含む重要な運用課題に対応するために、アスペンワンのスイートを従来のエンジニアリング、製造、サプライチェーンから保全にまで拡充したものである。同aspenONE APM スイートは、企業がプラントのライフサイクル全体を通して、設備資産を最適化することを可能にする、という。

プロセス産業向けに特化して設計された同ソフトウエアスイートは、複雑なプロセス動態への極めて正確な洞察をもたらし、プラント機器や故障回避に対する影響を評価するためにイベントの根本原因を診断し、生産への影響を極小化するのに役立つ処方的で実行可能なガイダンスを提供する。

同スイートには、発売開始時点ではアスペン・フィデリス・リライアビリティ(Aspen Fidelis Reliability)製品とアスペン設備資産分析機能(Aspen Asset Analytics)製品が含まれる予定である。アスペン・フィデリス・リライアビリティは、顧客が、aspenONE 製品ポートフォリオに含まれる設計とプロセスの深い知識を活用して、プロセスの信頼性や品質改善の機会を分析し、さらに設備可用性の最適化を可能にする。アスペン設備資産分析機能製品は、同社のモデリングとシミュレーションとデータ分析機能を組合せ、特定のプロセス問題イベントを予知しそれらの発生を回避するための処方を提供する。この製品は当面、同社によって指定される特定の顧客層だけに提供され、一般向けに提供開始が発表されるまである時間を要する見通しである。(Peter Reynolds)

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